Trequartista

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高校受験総括。塾講師の私が生徒達に伝えたアドバイス。

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3月18日をもって、今年度担当した中学3年生の授業がすべて終了しました。

結論から言うと、バイト先とボランティア先で担当した中学3年生全員が第一志望の高校に合格することができました。

バイト先の学習塾に通う生徒以外にも、中にはボランティア先の生徒のように中学校の授業で扱う数冊のワークと過去問のみで、自分一人で担当した生徒もいたので、合格報告を受け取った時には素直に嬉しかったですね。

こんなかんじで、今年度は今まで以上に中学3年生の進路決定に大きく関わった1年でした。

そんな私が、担当した生徒達に伝えたアドバイスがいくつかあるので、今回はこれから受験を迎える人へ、そして来年の自分への備忘録として、このタイミングで詳細を記録しておこうと思います。

※念のためですが、中にはそれは違うんじゃね?と感じるものもあるかもしれません。 あくまで私個人の見解であるということを前提に見ていただけたらと思います。

最後まで言い続けた10コのアドバイス。

1.「徹夜で勉強をしてはダメ!」

居眠り

いざ試験のことをあれこれと考えてしまうと、精神的にキツくなってきます。 それと同時に、徐々に焦りが生じて、結果として無理な勉強をしてしまいがちです。

当然ながら焦って無理な勉強をしても逆効果。合格率を下げてしまうだけです。 その最たるものが睡眠時間を減らして勉強することです。

試験は学園モノの漫画でよくある「一夜漬け」でなんとかなるものでは決してありません。

「俺今日◯時間しか寝てないわー。マジつれーわー」とか言っている友達は無視しましょう。 十分な睡眠をとることは、記憶の定着や起きている時の集中を維持させるためにもとても重要です。

2.「体調管理を怠るのはダメ!」

体調管理

秋から冬にかけて、特に試験直前の期間は、今まで以上に体調に気を配ってください。 特に冬は風邪やインフルエンザなどが流行りやすく、注意が必要です。

十分な睡眠をとる、手洗いうがいを徹底する、マスクを着用する、部屋の湿度を上げる……どれも当たり前のことですが、努力が試験の結果に直結するこの時期に、体調不良で十分な勉強ができないなんて事態は致命的です。

誰のこととは言いませんが、試験2日前にインフルエンザにかかって、足元フラフラ視界グルグルの状態で入試本番を迎える……などということは絶対にないようにしてください。

ほんと、マジで辛いんで。

3.「あれもこれもと手を出さないように!」

本棚

熱心な人ほど注意が必要なのが、新しい参考書、新しい勉強方法、新しい暗記方法…と、むやみに新しいことに手をださないようにすることです。

これまで勉強してきた内容は完璧に復習できていますか?

復習に不安があるなら、新しいことに手を出す前に、まずは復習をしてください。 新しいことに手を出して「あれ?これってこれであってたんだっけ…?」と不安になるよりも、復習を着実にして、確固たる自信をつけてください。

今日覚えたばかりのことが試験に出る、などといったことは意外とあるので…

(余談ですが、中学時代に前日読んだ本の内容が翌日の模試にそのまま出たことがあります。「自分には予知能力があるんじゃないか?」ってマジで考えました。どうやらこの頃からヤバい奴の片鱗をみせていたようです)

4.「周囲の情報に惑わされないように!」

噂

「今年の試験は難しいらしい」

「◯◯塾ではこの分野が出題されると言っていた」

「△△君はあの参考書を使って点数が10点あがったらしい」

いざ受験生、そして試験直前になると余計にこのような情報が気になります。

断言します。このような情報に惑わされないでください。

というのも、このような試験前になって出回る噂の類は根拠のないものが多いですし、実際には外れる予想が大半です。 さらに、他の人で点数が上がったからといって、自分も点数が上がるとは限りません。

ぶっちゃけ参考書の相性なんて人それぞれですし。

…こんなことはちょっと冷静になって考えればわかることです。 自分がいろんな情報に惑わされてると感じたら、一歩後ろへ退いて「自分がいまやるべきことは…?」と、自分自身を客観的に見つめ直してみてください。

5.「人間関係は大切だよ!」

人間関係

精神的に追いつめられてくると、家族や友人にイライラをぶつけてしまうことがあるかもしれません。

「体調は平気?」「試験は大丈夫なの?」と口うるさい母親。

ここぞとばかりに直前の模試の結果を自慢してくる普段特に仲がいいわけではない友人。

仲の良い親友でさえ、私立入試でさっさと進路を決めて、塾の自習室で勉強する自分の目の前でゲームをしていてイライラしたりなど・・・ (以上、すべて実体験です)

普段なら大して気にならないようなことが、非常に気に障ることがあります。 多少、家族に反発してしまったり、友人に冷たくしてしまうこともあるかもしれません。

しかし、人間関係は大切にしてください。

受験生としての時期は、締めくくりの時期でもあります。 実際に、この時期に周囲との関係を悪くしてしまった友人の中には、卒業後にプツンと音信不通になってしまっている人もいます。 同じ経験をしてほしくないので、受験のせいで人間関係を犠牲にすることはないようにしてほしいです。

視野を狭くしてしまったが故に誰かを傷つけてしまう…なんてことがあると非常に残念です。

6.「過度な我慢は禁物!」

我慢

受験勉強が切羽詰ってくると、自分のやりたいことを我慢しようとしてしまいがちですが、過度な我慢は精神衛生上、良くありません。 もちろん受験勉強がおろそかになるのは論外ですが、あまり我慢をし過ぎてフラストレーションをためるのは逆効果です。 「◯時間勉強したら、テレビを30分見る」など、やりたいことを勉強のご褒美にすることで、うまくモチベーションを維持させる材料にしましょう。

個人的におすすめなのが、勉強場所を変えるという方法。 家や塾の自習室だけではなく、図書館や喫茶店など、勉強場所の環境を変えるだけでもかなりの効果があります。

試験本番ではどんな人が自分の隣に座るかわかりません。 多少ザワついた空間でも耐えられるようにもなるのでお勧めです。 (かといって長時間居座ることのないように・・・)

7.「これくらい大丈夫・・・と考えた時点でもう既に手遅れだぞ!」

なんとかなるっしょ

試験当日は中途半端な知識や技術は役に立ちません。 問題集で間違えた問題は完璧に解けるようにしてください。

ケアレスミスを軽視しないでください。

「なんとなく」で正解しても満足しないでください。

「なんとなく」でその場を乗り切る力よりも、1問1問着実に正解していく実力が何よりも大切です。 自分に対する言い訳や妥協をせず、細かいミスに対しても「なぜ間違えたのか?」と突き詰めることができた人だけが、合格することができると私は考えています。

8.「他人と自分を比べるのは無意味です」

他人と比較

試験が近づくと、周囲の言動が気になります。 中には急に成績が伸びてきたり、直前の模試でA判定を取った友人がいるかもしれません。 自分の点数が伸び悩んでいると特に、そのような周りの人たちのことが気になります。

しかし、自分と人を比べすぎて不安がる必要はありません。

当然のことながら、他の人とは元々の知識量のスタート地点も違えば、得意・不得意な科目、勉強にかけてきた時間、生活環境まで、あらゆることが違うのです。

もちろん、成績の伸び方や点数の取り方も他の人とは違います。 他の人の点数や成績の伸びを気にしたところで無意味です。 周りのことは忘れて、自分自身の勉強に集中しましょう。

9.「油断は禁物!」

諦め

私の友達で夏からずっとA判定だったにも関わらず、試験に落ちてしまった人がいました。 彼は頭も要領もよく勉強をしてきたのですが、模試の成績が良かったため「俺はA判定で余裕だから!」と、悪く言えば試験をナメていました。

模試の結果はあくまで目安です。 もう一度、自分は油断をしていないか?と振り返ってみてください。

10.「諦めるな!」

諦めない!

上の「ずっとA判定だったのに落ちる人」とは逆に、「ずっとD、E判定だったのに合格する人」もいます。

受験勉強の点数や成績というものは、勉強時間に比例して上がっていくものではなく、ある一定量の勉強時間を費やした段階で急激に上がるものです。 仮に1ヶ月前に点数が全然足りなかったとしても、試験当日には合格点に達する可能性は十分にあります。 (ただ、最低限の内申や成績は必要ですが・・・)

いかがでしたでしょうか?

自分を合格に導くことができるのは、最後まで努力した自分自身のみです。

「なぜ、合格したいのか」をもう一度思いだし、最後まで決して諦めることなく、全力を尽くしてください。

私も残り約110日、妥協せず全力を尽くします。