サッカー日本代表内田篤人選手、ひざの状態が悪化。治療のため日本に一時帰国へ。ウッチーを苦しめる膝蓋腱とは?
ドイツ・ブンデスリーガのシャルケに所属する元日本代表DF内田篤人が、実践復帰から遠ざかることになりました。
昨年6月に右ひざ膝蓋(しつがい)腱を手術した内田。リハビリは順調に進んでいたが、18日の練習で再び同箇所に痛みが発生している。
シャルケはクラブ公式の『ツイッター』で18日にDFBポカール1回戦6部所属ヴィリンゲンとのアウエ―マッチに向けて開かれた会見の模様を伝えている。その会見でマルクス・ヴァインツィアル監督、スポーツ部門の取締役を務めるクリスティアン・ハイデル氏と同席したアクセル・シュースターSD(スポーツディレクター)が内田篤人について言及した。
「内田に関しては残念ながら状態が少し後退した。練習のあと、痛みを感じたようだ」
クラブは内田の一時帰国を許し、同選手が「信頼する医師」の下で診断を受けるのを認めるとのことだ。
クラブ公式のTwitterとはこのことのようですね。
#内田篤人 についてシュスター「残念ながら、少しぶり返したようだ。トレーニング後に再び痛みがあった」#S04
— FCシャルケ04 (@s04_jp) 2016年8月18日
シュスター「#内田篤人 は短期間日本に向かい、そこで彼が信頼する医師の治療を受けることになる」#S04
— FCシャルケ04 (@s04_jp) 2016年8月18日
内田選手は2015年3月初旬の対ホッフェンハイム戦で膝蓋腱を負傷して以来、戦線を離脱しています。
そのまま2014-15シーズンを終え、シーズンオフの同年6月に右膝の手術を行いましたが、2015-16シーズンはドイツ、日本国内にてリハビリに励みました。
しかし十分な回復に至れず、とうとう一試合も公式戦に出場できないままシーズンを終える事となってしまいました。
また日本代表でもほとんどの試合で招集が見送られ、現在に至ります。
そもそも膝蓋腱ってなんぞ?
…と思った方も多いかと思います。
私も初めて耳にした病名だったので調べてみました。
膝蓋腱炎になると、多くの場合、膝蓋腱のある箇所、つまり膝蓋骨(ひざの皿)のすぐ下あたりに痛みと腫れが見られます。
初期は膝蓋骨の下に違和感を感じる程度ですが、徐々に走ったりジャンプした時に痛みを感じるようになります。この頃は運動中や運動後しか痛みは見られません。
炎症が悪化して慢性化してくると、膝が腫れてきてちょっと歩いたりさわっただけでも痛みを感じ、何もしない安静時でもズキズキとした痛みが生じるようになります。
膝蓋腱は膝蓋骨の下端に付着しているため、腱への負担が骨にも伝わり、膝蓋骨の下端がはがれる「剥離骨折」が同時に起こることもあります。
走って飛んで接触プレイで転倒して…他スポーツと比較してもサッカーは特に膝を酷使するスポーツです。
私自身、過去にサッカーで同じく膝の病気であるオスグット病を発症し、暫くの間激しい運動を制限された時期がありますが…身体が資本のプロの世界でそれは致命的といえるでしょう。
兎にも角にも、焦らずしっかり身体を休めて、クラブと代表に復帰して欲しいと思います。
頑張れウッチー!!