ACミラン所属のサッカー日本代表本田圭佑選手がサンダーランド移籍を拒否!? 2週間前にオファーも残留を決断!
イタリア・セリエA、ACミラン所属の日本代表FW本田圭佑が、プレミアリーグ行きを拒否していたことが明るみになった。
イタリアのサッカー情報サイト「カルチョメルカート・コム」が報じている。
記事によると、2週間ほど前にサンダーランド側から獲得への強い興味と身分照会の依頼が届いたが、何よりも本田自身の拒否によって交渉は進展しなかったとされている。サンダーランドはそれによってターゲットを、ユナイテッド時代にデイビッド・モイーズ監督が信頼していたアドナン・ヤヌザイに変更し、期限付き移籍での獲得に至ったという。
サンダーランドは今季開幕前に、サム・アラダイス前監督がイングランド代表指揮官として引き抜かれ、モイーズ監督が7月23日に就任していた。本田の獲得に動いたのが8月前半と考えれば、モイーズ監督のリクエスト、もしくは了承を受けての動きだったことが想定される。
▼本田がサンダーランド移籍を拒否していた事実が判明! 2週間前にオファーもミラン残留を決断 (Football ZONE web) - Yahoo!ニュース
サンダーランド?
サンダーランド・アソシエーション・フットボール・クラブ(Sunderland Association Football Club)は、イングランド北東部・サンダーランドをホームタウンとする、イングランドプロサッカーリーグ(プレミアリーグ)に加盟するプロサッカークラブである。
日本では知る人ぞ知るチームな感じが否めないサンダーランド。
1879年に創立し、第二次世界大戦前に6度のリーグ優勝(1892, 1893, 1895, 1902, 1913)を果たしている古豪です。
同じタイン・アンド・ウィア州に本拠地を置くニューカッスルとは長年のライバル関係にあり、1898年から続く対戦はタイン・ウェア・ダービーと呼ばれています。
現在、サンダーランドはイングランド代表監督に就任したサム・アラダイスの後任として、デイヴィッド・モイーズ氏を招聘。
デイヴィッド・ウィリアム・モイーズ(David William Moyes、1963年4月25日 - )は、スコットランド・グラスゴー出身の元サッカー選手、監督。現役時代のポジションはセンターバック。
マンチェスター・ユナイテッドを解任された後、リーガ・エスパニョーラのレアル・ソシエダの監督に就任したモイーズ監督は、2015年11月に解任されると、それ以来フリーとなっていました。
新監督のもと、今夏の移籍市場では積極的な補強を行っており、既にマンチェスター・ユナイテッドからパディ・マクネア(21)とドナルド・ラブ(21)、ドイツ・ブンデスリーガのブレーメンからパピ・ジロボジ(27)、エヴァートンからスティーブン・ピーナール(34)を完全移籍で獲得し、さらにマンチェスター・ユナイテッドからアドナン・ヤヌザイ(21)をレンタルしています。
昨シーズンはノリッジ・シティ、ニューカッスルと残留争いを繰り広げましたが、プレシーズンマッチではドイツ・ブンデスリーガのドルトムント相手に1-1、今季プレミア開幕戦ではマンチェスター・シティ相手に1-2と善戦し、勢いのあるチームでもあります。
定位置争いで後れを取る本田
本田は今夏のプレシーズン、6月の日本代表での負傷により別メニュー調整のスタートとなったため、ジェノアからレンタル復帰したスソに右ウイングのポジション争いで後れを取ってしまいました。
そうした状況のなかで移籍を拒否しただけに、退路を断ってミランで勝負することになります。
報道によると、サンダーランドは本田獲得に850万ポンド(約11億円)の移籍金を用意していました。
しかし、ヨーロッパの舞台で戦えるチームを移籍先の条件としている本田側から断られてしまったようです。
ミランは本田に1000万ユーロ(約11億3000万円)の値札をつけており、すでにそれを満たせなかったセルタからのオファーにも断りを入れています。
にもかかわらず、チーム内での立ち位置は微妙で、今後、満足に出場機会を獲得することができるか不透明なのが現状です。
ちなみに、本田は昨シーズンのミランで最も多くのユニフォームを売り上げるなどマーケティング面でも重要な存在でした。
そんな日本代表FWを中途半端な額で手放したくないと考えるのは…至極当たり前なような気もします。
インテリスタだけど気になるお隣さん事情。
個人的には、プレシーズンの時期に移籍するならともかく、既に開幕している他リーグのチームに飛び込んでいくのは申し訳ないけどあまりにも無謀だと思います。
しかし繰り返しますが、本田は現在、ミランで難しい立場です。
ミランのヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は現時点で本田をレギュラーとは考えていない様子で、本日21日に行われるセリエA第1節トリノ戦の先発予想からも外れています。
ヴィンチェンツォ・モンテッラ(Vincenzo Montella, 1974年6月18日 - )はイタリア・カンパニア州ポミリアーノ・ダルコ出身の元サッカー選手、現サッカー指導者。元イタリア代表である。ポジションはフォワード。
現役時代にはセリエA通算141ゴールを挙げた名FW。
ローマ時代には中田英寿と共にプレーしたこともあり、得点を決めた後に両手を広げてピッチを駆け回る「飛行機」のパフォーマンスで知られ「アエロプラニーノ(小型飛行機)」の愛称を持っています。
指導者転向後ローマやカターニャ、フィオレンティーナで気鋭の若手監督として名を上げました。
果たして本田はシーズン中にモンテッラ監督の信頼を掴みとることができるのでしょうか…!?