インテル、早くもデブール監督解任の可能性!ユーヴェ戦が決定打に?いくらなんでも早すぎィ!
日本代表の長友佑都選手が所属するインテルのフランク・デブール監督に早くも解任間近の噂が流れています。
長友佑都所属のインテル(イタリア)に、早くも指揮官交代の可能性が浮上しているようだ。伊サイト『calciomercato.com』が現地時間16日(以下現地時間)に伝えている。
インテルは8月、セリエA開幕まで2週間を切ったなかでロベルト・マンチーニ前監督との契約を解消し、フランク・デブール監督を3年契約で招聘したばかり。しかし、チームは開幕から1勝1分1敗とスタートダッシュに失敗。15日のヨーロッパリーグ(以下EL)では、ホームでハポエル・ベエルシェヴァ(イスラエル)に0対2と完敗を喫している。
『calciomercato.com』によれば、新オーナーの蘇寧グループはデブール監督の招聘という決断について確信をもっておらず、同監督の立場はELの敗戦によってさらに揺らいだとのこと。契約には違約金150万ユーロ(約1億7000万)で解除可能な条項が付帯しており、18日のセリエA・ユヴェントス戦が指揮官の進退を決める決定的な試合になる可能性もあるという。なお、デブール監督退任の場合、後任はファビオ・カペッロ氏が有力視されている。
「いくらなんでも早すぎィ!!」
今季開幕直前に就任したフランク・デブール監督。
▼インテル、ロベルト・マンチーニ監督契約解除!そしてフランク・デ・ブールの監督就任を発表!
いくらなんでも解任報道は早すぎでしょ…とは思ったものの、先日のELの試合運びを見てみると、サポーターが疑問視してしまうのもわかる気がします。
15日に行われたヨーロッパリーグ(EL)・グループK第1節、インテル対ハポエル・ベエルシェバの一戦は、2-0でアウェーのハポエル・ベエルシェバが勝利した。インテルDF長友佑都はフル出場している。
週末のセリエAでユヴェントスとの大一番を控えるインテルは、イカルディらがベンチスタート。ファイナンシャル・フェアプレー違反による登録制限処分も影響して、これまで出番が少なかった選手が多く起用される。ふくらはぎの負傷で離脱していた長友は、左サイドバックで先発した。
選手たちのアピールに期待したいデ・ブール監督だったが、良い入り方を見せたのはイスラエルのハポエル・ベエルシェバだった。特に左サイドに入ったヌワカエメの突破力が生き、ハポエル・ベエルシェバは惜しいチャンスをつくっていく。
選手の格では上回っているはずのインテルだが、前半の決定機は1つだけだった。39分、左サイドの長友がクロスを入れると、相手がクリアしそびれて流れたボールがファーへ。ここに待っていたエデルが右足で強烈なシュートを放ったが、右ポストに嫌われた。
結局、前半はインテルが劣勢のまま折り返す。
だが、後半に入ってもいっこうに流れが変わらない。そして54分、ついに恐れていた事態となる。
ハポエル・ベエルシェバが敵陣中央やや右からFKを得ると、インテル守備陣の意表をついてペナルティーエリア右のスペースにボールを転がした。ライン際からルシオ・マラニョンがクロスを入れると、ファーサイドでミゲル・ビトールが合わせて先制点を奪う。
後半開始時にバネガを投入していたインテルは、58分にビアビアニーを下げてカンドレーヴァを入れる。しかし、それでも流れは引き寄せられない。69分にはブザグロに直接FKを決められ、インテルは2点を追う展開となった。
サン・シーロのファンの怒りを肌身で感じるデ・ブール監督は、本来なら完全に休ませるつもりだったであろうエースのイカルディを投入して交代枠を使い切った。
しかし、金星を目の前にしたハポエル・ベエルシェバに油断はない。守備の意識を高めたことでチャンスは減ったものの、カウンターを隙をうかがい、うまくインテルをけん制した。
インテルは次につなげるためにも1点を返したかったが、最後までゴールは奪えず。ハポエル・ベエルシェバに0-2で破れた。
とはいえ、リーグ開幕直前に監督交代したらこうなるのは目に見えていたでしょうに…
こんな調子で監督をとっかえひっかえしていたら、引き受けてくれる監督のクオリティーもどんどん落ちていきそう…
悠長に構えてサブ組で乗り切れるほど、ELは甘くないと思います。
ああ、ミラノ勢のオワコン化が進んでいく…