今更ですが、大学を卒業しました。
今更感が凄いですが、無事に大学を卒業することができました。
ざっくりとですが、大学生活を通して感じたことをまとめてみました。
大学生活で感じたこと。
奇人変人のオンパレード
私の好きな作品で、辻仁成さんの『そこに僕がいた』というエッセイがあります。
その中に「小学生の頃、ぼくの周りは奇人変人のオンパレードだった」という冒頭から始まる章があるのですが、そのフレーズが妙に印象深く、10年以上前に読んだ作品にもかかわらず頭に鮮明に残っています。
冒頭から脱線しましたが、私にとって大学とはまさにそのような場所でした。
大学生活4年間を通して感じたことは、世の中には様々な価値観を持った人がいるということです。
「そりゃそうだ」と頭では理解していたつもりでしたが、大学生活を通してはっきりと分かったような、そんな気がします。
というのも高校時代は、関わる人数自体が少なかったため、自分と似たような価値観をもつ人が比較的多いんじゃないかなと、軽く錯覚を起こしていました。
しかし大学では、老若男女問わず、多くの人と関わり、それと同時に自分とは異なる価値観を持つ人の存在を身近に感じることができました。
「私ができるのだから」と偏った視野でしか物事を判断できず、それを他の人に強要する人。
自分からは決して表に立たず、コソコソと周りから見えない裏側で好き勝手に振る舞う人。
学生同士の噂話に敏感で、何かと首を突っ込みたがる大人(良い歳なのに)…
パッと思い返しただけでもこれだけ出てきます。
不快だな、目障りだなと思うこともありましたが、それと同時に、自分の価値観というものがいかに一方的で、偏った側面からしか物を見ていなかったかということに気づかされました。
またそのように様々な人がいるということを知ったことで、客観的に物事を見ることができるようになった気がします。
些細なことですが、社会人になる前にこのことに気づけたのは非常に大きかったと思います。
なかなか面と向かって言えない感謝の気持ちを...
チーム深谷の人たち。
まずはふっかちゃん、まっすー、しょーよー、しーな、かわなべのチーム深谷(LINEグループ名)の人たち。
4年間、同じ目標に向かって共にすることが多かったこともあり、過ごした時間は一番長かったかと思います。
一人ひとり語りだすとキリがないので...なんというか、本当に感謝しています。
頼れる男、ありつね。
次に、ありつね。
サークルの会長や共通の講義を履修したりと、何かと一緒に行動したり、それと同じくらい迷惑をかけたりもしました。
学校は違えど、同じく男子校出身ということもあり、私にとって男子校特有のノリ(悪ノリ?)を理解してくれる、そんな唯一無二の存在でした。
強烈なリーダーシップでぐいぐい周りを巻き込んでいくその姿は、今後も身近な手本として参考にしていきたいと思っています。
熱い男、たろーちゃん。
そして、たろーちゃん。
本人には何度も話している通り、私が初めて大学で会話をした相手でした。
入学してすぐのガイダンスのときに「俺、たろーってんだ!お前は?」と、なんともベタな挨拶で声をかけてくれたこと、今でも鮮明に覚えています。
その底抜けに明るい性格が本当に羨ましかった。
卒業式の会場へ向かう途中、待ち合わせもしていないのに新宿駅のホームで偶然見つけて、なんというか、4年前を思い出して涙が出そうになりました。
私の大学での交友関係は決して多くはありませんでしたが、彼らがいなければ、ここまで充実した大学生活を送ることはできなかったと言っても過言ではありません。
大学を卒業したこれからも、引き続き良い関係を続けていきたいですね。
最後に、両親へ。
そして4年間、大学へ通わせてくれた両親には本当に感謝しています。
車を購入して大きな金額を扱った今だからこそ、決して安くはない学費をポンと出してくれた有り難さをひしひしと感じています。
これからも小言を言いつ言われつつ...人生の先輩でもある両親のアドバイスに耳を傾けていきたいと思います。
書いてたら4月になっちゃいました。
さて、今日から学生ではなく社会人です。
一足早く社会人になっている友人達に、もう「まだ学生だもんね」と憎まれ口を叩かれることがなくなると思うと嬉しい限りです。
今までの経験を忘れずに、気を引き締めていきたいところですね。